図書委員会のブログ
実習で「足踏み式消毒スタンド」を製作してもらいました!
 機械システム科3年生の生徒3名が、溶接の実習で「足踏み式消毒スタンド」を製作してくれました!
 実際使用した人からは「足踏み式のスタンドは踏むと噴霧ノズルの部分が下がる物が多く、手を差し出す位置によりぶつかるけれど、これはノズル位置が動かないのでとても使いやすい」と評判が良いです。
 また、床のワックスは消毒用アルコールに反応し白く濁ってしまうので、消毒ボトルの下に液だれの飛び散り防止にプレートを付けるなど 、使いやすい工夫をしてくれました 。
 製作者の石坂さんは「スタンド部分に使用した鉄が厚く同じ長さに切りそろえるのが大変で、さらにスムーズにスライドするよう平行に溶接するのが難しかった」と苦労した点を教えてくれました。
3人が協同で製作してくれた消毒スタンド、大事に使わせて頂きますね!
全国高等学校ビブリオバトル2021群馬県大会に出場!
11月6日(土)、群馬県立図書館で行われた『全国高等学校ビブリオバトル2021群馬県大会』に、本校3年生の本多さんが出場しました。
『ビブリオバトル』は、お気に入りの本の魅力について5分間で紹介しあい、「最も読みたくなった本」を選んで投票し、チャンプ本を決定する「知的書評合戦」です。
群馬県では、読書の楽しみを共有し、子供たちの自主的・自発的読書活動の推進を図ることを目的にビブリオバトル群馬県大会が開催されています。
今回、本多さんは本校がモデルとなった小説『蕎麦、食べていけ!』(江上剛/著)で参戦し、落ち着いた発表で予選を勝ち抜き、見事決勝にすすむことができました。惜しくも優勝を手にすることはできませんでしたが、予選、決勝ともに、観戦者とのディスカッションタイムでは様々な質問があがり、本多さんの紹介した本への関心の高さが伺えました。
今回、本多さんが紹介した『蕎麦、食べていけ!』(江上剛/著・光文社/刊)は、図書館に7冊所蔵していますので、みなさんぜひ読んでください。
「絵本を届ける運動」の絵本が完成しました。
農業クラブ、JRC部、ユネスコスクール係のみなさんにご協力いただいた「絵本を届ける運動」の翻訳シール貼付作業が先週終了しました。
みなさんが丁寧に作業してくれたおかげで、10冊の絵本をきれいに仕上げることができました。
現在、カウンター前の展示スペースにて、作業完了した絵本の展示をしています。沼田市立図書館よりお借りした日本語の絵本も一緒に並べていますので、子どもの本が足りないアジアの子どもたちにどんな本が送られるのか、ぜひ見に来てください。来週28日(火)昼休みまでの短い展示期間ですのでお見逃し無く。
 なお、翻訳シールを貼った絵本は、綺麗な状態でアジアの子どもたちに届けたいので触らずにご覧ください。日本語の絵本は、どんな物語が現地の子どもたちに届けられるのか、ぜひ手に取って読んでみてください。
*今回作業をした絵本は以下の作品です。
『くわずにょうぼう』福音館書店/再話:稲田和子/絵:赤羽末吉
『はちうえはぼくにまかせて』ペンギン社/作:ジーン・ジオン/絵:マーガレット・ブロイ・グレアム/訳:森 比左志
『やさい』福音館書店/作:平山 和子
『おこる』金の星社/作:中川ひろたか 作/絵:長谷川義史
『おおきくなるっていうことは』童心社/作:中川 ひろたか/絵:村上 康成
乙女の本棚&文豪〇〇特集!
イラスト系SNSで人気のイラストレーターさんたちが、文豪の名作とコラボした「乙女の本棚シリーズ」(立東舎刊)をご存じですか。
図書委員会では、夏休み明けからこのシリーズのコーナー展示を始めました!図書館Classroomでも案内していますので、すでに利用してくれている人も多いと思います。
このシリーズのスゴいところは、本文が原文のままであるところに素敵なイラストが物語の世界の妖艶さ、耽美さを際立たせているところです。明治・大正時代の作品のため難解に感じる文章が、現代の人気イラストレーターとのコラボレーションのおかげで、抵抗感が少ないと思います。ぜひみなさんにぜひこの空気感を味わっていただきたいです。
乙女の本棚シリーズの他、『文豪たちの住宅事情』『文豪どうかしてる逸話集』『超訳マンガ×オチがすごい文豪ミステリー』など「文豪〇〇」の本も一緒に配架しています。
ぜひ手に取ってご覧ください。
「絵本を届ける運動」翻訳シールの貼付作業がはじまりました!
8月31日から予定していた標記のボランティア活動を、緊急事態宣言下を考慮し、小人数・短時間の作業に切り替えて、9月6日(月)の昼休みから作業が開始されました。
初日は3年生ユネスコスクール係、2日目はJRC部が作業を担当しました。
「絵本を届ける運動」とは、子どもの本が足りない地域に、日本の絵本に訳文シールを貼って送る活動です。
今回取り組んでいる言語は、ビルマ語、カレン語、ラオス語、クメール語という4つの言語です。
ビルマ語とカレン語はくるっと丸みのあるかわいいい形で、とても文字の形が似ています。どちらもミャンマーの難民キャンプに届けられます。
そして、ラオス語の絵本はラオスに、クメール語の絵本はカンボジアにそれぞれ届けられる予定です。
今回のボランティア活動は、各クラスのユネスコスクール係と、農業クラブ、JRC部、図書委員で取り組んでいる活動で、昨年に続き、2年目の取り組みとなりました。
翻訳シールをハサミで丁寧に切り取り、絵本の日本文を覆うように慎重に貼ります。
今年初めて活動に参加してくれた3Tユネスコスクール係の生徒は、作業後「自分が翻訳シールを貼った絵本が、現地の子どもたちに喜んでもらえたら嬉しい」と、取り組んだ感想を述べてくれました。
この活動は、2週間にわたり続けられ、10冊の翻訳絵本を仕上げます。
仕上がった絵本は「シャンティ国際ボランティア会」に返送し、各国へ届けられる予定です。
作業中の写真に写っている絵本は以下の作品です。
『はちうえはぼくにまかせて』ペンギン社/作:ジーン・ジオン/絵:マーガレット・ブロイ・グレアム/訳:森 比左志
『おこる』金の星社/作:中川ひろたか 作/絵:長谷川義史
『くわずにょうぼう』福音館書店/再話:稲田和子/絵:赤羽末吉
『おおきくなるっていうことは』童心社/作:中川 ひろたか/絵:村上 康成
北毛地区図書委員研修会に参加しました!
北毛地区では毎年夏休みに12校の図書委員会による合同研修会を行っています。
今年度は7月28日(水)に開催されました。
コロナ禍のため集まっての研修会を断念し、リモートでの開催となりました。
内容は各校の図書館紹介と読書会で、石田衣良の『夕日へ続く道』をテキストに使用しました。
本校からは1Aの村田さんと1T仲澤さんの2名が参加しました。
初めてのリモート開催の読書会で盛り上がれるか心配しましたが、4班に分かれ、みんな積極的に意見を出し合い盛り上がっていました。
七夕飾りと星空占い
森林科学コース3年生のみなさんにご協力いただき、7月5日(月)から9日(金)までの期間「七夕飾り」を展示しました。
短冊は50枚以上用意しましたが、最終日は追加が必要なほど盛況でした。
時節柄、コロナウィルス感染の収束を願う短冊が多く見られました。みなさんの願いが届き、早く自由に出かけられる日常が戻るといいですね。
また、入り口付近の天井に「星空を作る」イベントも開催しました。折り紙で作ったラッキースターに両面テープを貼り、願いを込めながら投げて満天の星空を作ろうというものです。
昨年度の図書委員が「他校図書委員会がやっていて面白そうなイベントがある」と提案してくれ実現しました。
名付けて「星に願いを~願いが叶うか運試し!?星空占い~」。
こちらのイベントも大好評で、21日の終業式まで開催しました。
読書感想文にオススメの本
毎年夏休みに向けて「読書感想文にオススメの本」をコーナー展示しています。
今年度は、生徒全員に一人1台のchromebookが配付されているので、本を選ぶ時の参考にできるよう二次元コードで書誌情報にアクセスできるようにしました!
短冊状に切った色画用紙に、二次元コードを貼り付けてしおりのように本に挟んでおきました。
結構評判が良かったので、2学期以降、書架にもこういう仕掛けを図書委員会で作成していこうと思います。コードを見かけたら、ぜひアクセスしてみてください。
「絵本を届ける運動」オンライン講演会を実施しました!
みなさんは「絵本を届ける運動」という活動を知っていますか?
これは、絵本に翻訳シールを貼る作業を行い、その絵本を、本を知らないアジアの子どもたちに届ける活動です。ユネスコスクールらしい図書委員会活動として、昨年度から取り組み始めました。
今年度はその事前学習会として、6月15日(火)16時から、オンライン講演会「絵本を届ける運動~本の力を生きる力に」を、会場を2つに分けて開催しました。講師はシャンティ国際ボランティア会の山室仁子(やまむろさとこ)先生です。
この学習会は海外の子どもたちの置かれた現状を学び、SDGsへの理解を深めるために、農業クラブとの共催で実現しました。講師の山室先生は「絵本を読むことにより、文字が読めるようになり、本を通して世界を知ることができる」とおっしゃっていました。特に「字を読めることは命を守ることにつながる」、「私たちの支援が必要のない社会になることが願い」というお話は印象的でした。絵本に翻訳シールを貼る作業を行う農業クラブ、JRC部、ユネスコスクール係のみなさん(約80名)が参加し、メモを取りながら熱心に聞いていました。
報告者:広報係1年入澤